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働きたくない、働くのがこわい、という方に私が伝えたいこと。フランスで見た労働観。

働くのがこわい、外にでるのがこわい、人がこわい…そう感じていらっしゃる方は一定数いらっしゃると思います。私もそうでした。ですが、こうしてこの記事にたどりついてくれたということは、きっと、働くことへの期待が、まだ心にあるということなのでしょう。そんなあなたに寄り添うために書いたのが、今日の記事です。

日本とフランスの労働観のちがい

日本では、働くために先立つものとして「健康」と「協調性」の2つがもっとも重要視されていると思います。能力はこの後に続くものと考えられており、「健康じゃないけど能力はある」とか「協調性はないけど能力はあるんだ」とは、言うことはおろか、考えることも許されていないような気風を感じます。
「本当に優れた人は、健康であり、協調性も備えている。」というのが日本で好まれる、賛同されやすい考え方だと思います。

実際、私も、この考え方を半分受け入れてしまっていました。なんだかおかしいなと思いつつも、きっとそうなのだろうと思い込んでしまっていました。「健康じゃない、協調性もない、人とうまくやれない人間は働くことができないのだろう。」そう考ええてしまっていました。

フランスで

しかし、留学を通して、私のこの思い込みは少しづつ変わっていきました。

・健康、協調性、能力はそれぞれ独立している「別のもの」である。
・そこに連動性はない。
・能力と個性こそが労働の基盤であり、やがて財産になる。

フランスでは、健康であって協調性があったとしても、能力や個性がなければ、責任のある仕事には就けないと考えられています。
もちろん、健康であることは大切ですが、日本ほどそこを重視しているわけではなく、能力と個性があれば、健康でなくても働く権利があり、また、働くことが出来ると考えられているのです。この価値観は私に自信を与えてくれました。

思えば、学校生活では、健康に不安があっても、成績や部活などで能力を生かす場面がありましたが、社会にでてからは体力や精神力を問われる場面がおおく、出来ないことの方ばかりが目立って感じられ、すっかり自信を失ってしまっていたのです。

ですが、こんな私にも出来ることがあり、能力と個性を生かせば、働くことができるのです。

仕事は自分で作ってもかまわない

パリには物乞いの方が多くいます。しかし一言で物乞いと言っても、バリエーションは様々であることに気付きました。

・紙コップを持って座っているだけの方
・多少なりとも声を出す方
・スーパーや銀行の前など、お金の動きを読んだ場所に待機する方
・演説をして電車の中を自ら歩く方
・空き缶を使ってオブジェを作り、販売する方
・水を仕入れて転売する方
・詐欺や万引きでお金を得ようとする方

こうして見ていると、単にお金を人からもらおう・奪おうとするのではなく、それがなんであっても自分に出来ることやアイデアをお金にかえようと考えられる、その心がいかに尊く大切であるか、その心こそが人の人生を左右していることを目の当たりにしたのでした。何かを生み出そうとしている人であれば、それを助けようとする人も現れますし、何をサポートすれば良いのかが明確になり、周りの人も動きやすくなります。

傷ついた心

確かに私はあまり健康ではなく、人間関係もうまくありません。日本式に言えば、能力がないと判断されてしまうことでしょう。
日本では、一定の型に個人をあてはめ、それが出来た人にだけ「働いている」という称号を付与しているように見えます。
しかしそれは、よくもわるくも1つの方法論です。社会維持のための1つのやり方にすぎません。
本当に大切なのは、その人が自分に出来ることをお金にかえようとする、その心意気と実践です。
もし型にはまれなかったとしても、それは偶然そうであっただけです、自分に出来ることを伸ばす権利、それをお金にかえようとする権利、そうして社会につながる権利は、誰にでもあることを忘れないでください。

人生を楽しもう

愛、家族、芸術、エンターテイメント。パリには、人生を楽しむための場所が、ごくごく当たり前に、自然とそこに存在していました。公園や住宅が、店や会社よりも目立ってみえる街です。仕事の中にひっそりと個があるのではなく、個が仕事という薄い服をまとっているだけ、それはいつでも簡単に脱ぎ捨てることができるという思想。このことは私を勇気づけました。人生を楽しむことこそが、人間に与えられた大きな仕事である。労働を強制すれば、自分も労働を強制される。自分の人生を楽しもうとすることは、他人の人生をも気楽にし、楽しくさせることと同じなのだと感じました。

まとめ

私の人生はあと30年ばかりでしょうか。もう少し長いかもしれませんが、それがいつであれ、私はこの与えられた人生を楽しみ、やってみたいことに挑戦し、能力を磨いて、個性を発信していきたいと考えています。そうすることが、まわりの方々の人生をも楽しく明るくさせるのだと信じています。

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Posted by 美月


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