マレ地区散歩、古着屋さんめぐり。
アートと歴史のmontage/モンタージュ、それがLe Marais/マレ。貴族が住みついたかと思えば、次いでやって来たユダヤ、シノワ(チャイニーズ)、さらにはLGBTと、起こり得る全ての現象を正当化してしまう不思議な力を持つ。今日はそんな街に包まれて、古着と出会う旅をしよう。旅の出発はMetro1番線、St-Paul/サンポール駅。
裏路地へ… Rue des Rosiers
St-Paul/サンポール駅は、Bastille/バスチーユとHotel de Ville/パリ市庁舎の間にある小さな駅だが、数多くの博物館とショッピングスポットに近接するにぎやかな駅。1件目に案内するCoiffeur/コワフュールは、そんなSt-Paul/サンポール駅を降りて2つ北に入った裏路地にある。
この裏路地はRue des Rosiers/ロジエ通りと呼ばれ、19世紀から20世紀前半にかけて多くの東欧系ユダヤ人を受け入れてきた。その歴史のおもかげは、独特の空気とにぎやかさとして今に残っている。ユダヤ文化の食事を楽しめるお店も近くにあるので、興味のある人はチェックしよう。
Coiffeur/コワフュールは主にフランス国内の古着を取りそろえており、こじんまりとした店内には多くの人が訪れて、にぎわっている。商品はきれいにクリーニングされており、傷みも目立たず状態の良いものが多いように感じた。お隣にはスキンケア・バス用品で有名なSavon。女性にはうれしい組み合わせだ。
■ Coiffeur
30 Rue des Rosiers 75004 Paris
M1 Saint-Paul
Rue des Rosiers/ロジエ通りのさらに一本北側はRue des Franc Bourgeois/フランブルジョワ通りと呼ばれる高級ブティック街。こちらを訪ねてみるのも楽しいだろう。
Hotel de Villeを目指して next shops
セーヌ川に寄りそう様にしてRue de Rivoli/リヴォリ通りを直進。きらびやかな市庁舎とBHVに挟まれた所で1本裏通りへ。するとここ、Rue de la Verrerie/ヴェルリー通りにはなんと3件の古着屋さんがある。
killoshop KAWAIIは日本の原宿スタイルをコンセプトにしたお店だ。パリジャンにも好評を得ているようで客足も安定している。夏向きの商品が目立ったので、冬季の利用は少し厳しいかもしれない。
■ kiloshop KAWAII
65 Rue de la Verrerie 75004 Paris
M1 Hotel de Ville
おとなりのKiloshopは広い店内と豊富な在庫がユニーク系列店。1階がレディース、地下がメンズフロアだ。筆者はトップスを1着8€で購入。自由に使える<量り>が置いあるので、お会計の前に自分で金額を知ることが出来る。10€前後の場合はカードが使えないことがあるため現金も用意しておこう!
■ kiloshop
69-71 rue de la verrerie 75004 Paris
M1 Hotel de Ville
まとめ Summary
ハイセンスな街には目をひくブティックがたくさんあるが、たまにはこんな風に古着を見て回るのも楽しいかもしれない。パリ在住者に関して言えば、日本からやってきたサイズの合う服に出会うための裏技でもある。 🙂 次回は有名店の一つ、KILIWATCH/キリワッチを訪ねてみたいと思う。
▼続編が公開になりました… 💡 😯 ▼


植木にこしかけ、ノートルダーム大聖堂を見つめながら、つかれた足をいやそう 🙂 買い物の合間にキッシュやマカロン、飲み物を調達しておくのがおすすめだ。
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